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素麺の「厄」?

こんにちは。IT担当Yです。
京都は梅雨らしいじめじめした天気が続いています。今年の七夕も雨のようですね。

夏にむけてオススメの麺類をご紹介しましたが、今回は夏の麺といえば…素麺です!

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冷や麦と同じく、三重県大矢知産の「三重の糸」そして三重より更に細い「八重の糸」。

大矢知産素麺の一番の特徴は、原材料と販売時期にあります。最近は強力粉でつくられた麺が主流になってきていますが、大矢知では薄力粉を使ってつくられています。当店ではその素麺を1年寝かして販売します。
これを「やく(厄)」といいます。
薄力粉でつくられた素麺は、1年目は柔らかすぎてコシがありません。寝かしている間に、小麦粉の成分変化により麺がしまり、コシのあるつるつるっとした喉越しになります。茹で伸びしもしにくくなります。
梅雨の時期が一番成分変化がすすみやすいため、当店の倉庫では来年に販売される素麺が「厄」なう。で美味しくしまっている真っ最中という訳です。

私は母から「厄」のことを聞きました。
送ってくれた素麺の賞味期限が切れていたので知らせると「素麺は寝かしたほうがおいしいから大丈夫」と。ただ、5年前はさすがにどうかと思うで。と。200×年に199×年の賞味期限はインパクトがありました。
寝かすと堅くなっていきますし、当店を初め、有名な素麺はあらかじめ「厄」がされている場合もありますのでご注意下さい。

ご進物用の化粧箱入りもご用意しております。ネット通販では取り扱っておりませんので、ご入用の際はご連絡下さい。

7月20日 追記
【八重の糸売り切れのご案内】
ご好評のうちに今年分は全て売り切れました。ありがとうございます。来年の入荷をお待ち下さい。
三重の糸は在庫がございますので、自宅用、贈答用、お問い合わせ下さい。

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